「お彼岸」とは、春分・秋分を中日とし、その前後3日を合わせた7日間のことをいいます。2025年は、23日が秋分の日となるので、20日〜26日の7日間を「お彼岸」とします。昼と夜の長さがほぼ等しくなるこの時期、季節の変化を通して、古来より人びとは、心の奥底に、「一生の儚さ、そして命の移ろい」を感じ取ってきました。秋分の日を祝日とする日本独特の文化にも、大切にしてきたその歴史をうかがい知れます。
仏教で「彼岸」とは、さとりの世界「お浄土」を表す言葉です。私たちが生きている迷いの世界は「此岸(しがん)」ですから、先に「彼岸」「お浄土」に往かれた亡き人を通して「お浄土の世界にであう」というご縁を「彼岸会」と呼ぶわけです。
浄土真宗では、この期間に特別な修行・供養をすることはありません。先立たれた方をしのぶ心を通して、いのちのつながりをいただきながら、共に仏さまに包まれている身であることを確かめる。その気づきこそに、お彼岸をいただく大切な意味があります。合掌