教行寺の由緒

教行寺は、もと天台宗比叡山延暦寺の末寺であったと伝わります。応永24年(1417年)、教行寺檀家の阪口仲兵衛の祖先・道誓の娘が、蓮如上人の御幼少のころ御乳母としてお育てしたことから、蓮如上人はたびたび同家を訪ねられました。そのご因縁により、道誓は真宗へ帰依したと伝えられています。
承応2年(1653年)、教行寺は天台宗から真宗へ改宗。京都伏見の本浄寺から玄阿を迎え、中興第一世としました。以来、信証山の山号のもと、奈良のまちで念仏の教えとお寺を護持してきました。
ご本尊と受け継がれた寺宝
御本尊の阿弥陀如来立像は、源信僧都の御制作と伝わる乾漆製です。また、蓮如上人御真筆と伝わる六字御名号とともに、代々大切にお護りしています。
本堂を次の時代へ

本堂の再建と受け継がれた伽藍
現在の木造瓦葺の本堂は、大正3年(1914年)に再建されました。宝永2年(1705年)の本堂焼失後に再建された旧御堂から受け継がれ、今日までお葬式・ご法事・法要や日々のお勤めの場として大切に使われています。
鐘楼堂と境内

山門右手の鐘楼堂は、第十五代 大徳院 釋慧正によって昭和57年(1982年)10月10日に建立されました。梵鐘には南無阿弥陀仏の御名号が彫られ、毎年大晦日には除夜の鐘をお撞きいただけます。
境内には永代納骨墓、本堂裏手には墓地が広がります。近鉄奈良駅から徒歩5分の市街地にありながら、静かに手を合わせられる場所です。
現代社会を生きる人にひらかれたお寺へ
長い歴史を受け継ぐだけでなく、お葬式やご法事、納骨、墓じまい、仏教のこと、そして日々の悩みまで、迷い困った時に安心して頼ることのできる〝かけこみ寺〟でありたいと願っています。檀家さんはもちろんのこと、初めての方も、どうぞ気兼ねなくたずねてください。
真宗大谷派〈東本願寺〉

教行寺は、京都の真宗本廟〈東本願寺〉を本山とする真宗大谷派の寺院です。宗祖・親鸞聖人が明らかにされた浄土真宗は、お念仏に自らの歩みをたずね生きんとする教えです。

